Q 自己紹介をお願いします
大学病院で看護師として勤務し、結婚のために退職。長女妊娠中にベビーマッサージを学ぶ。
その後育児を優先しながら、地域でベビーマッサージをはじめとしたタッチケアの活動を行ってきました。
次女を出産し、ほぼワンオペ状態の毎日の中、家事育児に追われ子育ての悩みや自分自身がもつ繊細な気質もあり、生きづらいと感じることが多かったのですが、
自分を知ること、子どもを大切に想うのであればママである自分が自分を大切にすることが大事と知り、私自身の生きる力になっていました。
その後看護師として婦人科で勤務した時に、性教育の重要性に気付き性教育を学び始めていくうちに、
タッチケアと性教育は「あなたは大切で価値がある」ということを伝える最高のツールであると確信。
三女を出産後、自分のもつ気質やこれまで得た経験、スキルをいかし、自分らしくタッチケアと性教育を伝えていきたいと想い、
「OHANAIRO」として活動をスタート。
ベビーマッサージ教室の運営や、包括的性教育の講演活動などをおもに行っています。
OHANAは大切な人、IROはすべての人が自分らしく彩とりどりに自分らしい色で生きていけますようにという意味が込められています。
Q スピーチコンテストに出場する前の気持ちや、当日に向けての準備で頑張ったことや苦労したことは?
私らしく働きたい想いがある人は誰でもエントリーできると聞き、想いがあって活動を始めた自分には何かスピーチできることがあるかもしれない、やってみたい、と想いエントリーを決めました。
エントリーシートへの自分の想いを言語化するために、私がやりたいこと、どんな想いがその裏にはあるのか改めて考えるきっかけとなりました。
本選に選んでいただいてからは、人に伝えられるような自分の理念や私らしさとは?とたくさんノートに書き出し、スライドにまとめることに苦戦しながら自問自答する日々が続きました。
年末に家族の体調不良が長引いたり、夜間授乳もあり自分の時間を思うように確保できず、コンテストへの焦りと不安で眠れないこともありました。
しかし、友人や家族の協力、応援をたくさんもらいながら、当日まで自分の描くビジョンや想いを明確にして届けることに意識をフォーカスし、
練習を積み重ねたことにより、だんだんと形になっていくことに自信がわき、
気づけばあんなに緊張していたコンテストがワクワクに変わっていきました。
Q スピーチコンテストに出場して得たものや、気付きは?
このスピーチコンテストは私一人の力ではなく、たくさんの友人、家族の応援のおかげで成し遂げられました。
このコンテストの出場を通して、「応援される自分」になりたい、そして感謝してその応援を受け取り力にするという経験を得ました。
本当はこんな想いがあるけど、夢として語っていいのだろうか?と思ってしまいがちなことはたくさんあると思います。
ですが、どんなことでも、心の声に従って、自分の想いを自由に自分の言葉で語ってもいい、そしてそれは人の心を動かし大きなエネルギーになるのだと、他のファイナリストさんのスピーチを聴いていても実感しました。
スピート本番は、エントリーから本番まで準備してきた自分を信じ、想いをとにかく会場にいる方の心へ伝えたい、そう思って夢中でスピーチをしました。
結果、審査員の皆さまからのあたたかいメッセージや、会場の皆さまから「オーディエンス賞」をいただき、届けたいという想いがあれば受け取ってもらえること、
そして応援をしてくれる人たちがいることに私自身の心が大きく動かされました。
このコンテストは私にとって大きな挑戦でしたが、
自分と改めて向き合うこと、自分を表現すること、そして周りの大きな愛を受け取るという経験ができ、
得られた達成感と自信、そして頂いた応援を励みに前に進んでいきたいです。
「私らしく働きたい」と思い始めた女性への応援メッセージをお願いします
やりたいことがあるけど、私にはできるかな、子どもがいるし、家庭があるし、いつか出来たらいいな、と
初めの一歩を踏み出すことに漠然とした不安を抱える女性は多いと思います。
ですが、もし心の片隅にでも「自分らしく自分の持っているものをいかして働きたい」という想いがあれば、そこからチャレンジをしてみることはいつからでもできます。
私自身3人の子育てをしながら、今私らしく働くを実現するために日々学んでいます。
ときには心も身体もパンクしそうになりますが、常に未来のなりたい自分や家族のビジョン想像したり、私が私らしく働くことでこの社会にどんな価値を残せるだろうかと考え続けることはワクワクします。
挑戦する、知らない世界に飛び込むことは不安で怖いこともありますが、周りを見るとたくさんの方が応援してくれたり、背中を押してくれたり、伴走してくれることに気付きます。
周りの応援を感謝で受け取りながら、ドキドキやワクワクを目いっぱい味わいながら、成長していく自分を自分が一番応援して一緒に楽しみましょう!私もそうでありたいです。